2012年3月13日火曜日

通関士の確認を受ける為に

通関士の試験に合格し、通関業者の通関部に配属されると晴れて通関士の確認を受ける...前にしなければいけない事があります。

それは各地の通関士部会が催す講習に参加する事です。
通関士部会については別の項目で詳しく説明したいと思うので、今回についてはさらりと説明しますが、各地の通関業者が参加している通関士の連合体の様なものです。

その通関士部会が開催する講習に参加し、修了書と共に次に挙げる必要書類を税関に提出することで、無事通関士としての確認を受ける事ができます。

必要書類
・通関士確認届(税関様式:B-1320)
・通関試験合格証書の写し
・身分証明書(各市町村で発行)
・登記されていないことの証明書(法務局で発行)
・履歴書
・宣誓書(税関様式:B-1080)
・写真2枚
この講習は通関士の確認を受ける人だけではなく、今まで何回か説明した従業者の方についても受講する必要があります。

内容については5日間9時〜5時まで、基本的なおさらいや、輸出入書類の作成方法、税関職員からの社会悪物品の統計や取締りの取り組みについての説明など、なかなか為になる内容となっております。

この講習の修了書と定められた必要書類を提出してから2週間程度で通関士証票が出来上がります。

ただし、この講習は通関士試験の合格発表後しばらくしてから催されるので、タイミングが合わず受講できない場合は、後に講習に参加することを条件に通関士として税関長の確認を受けることができます。

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